ジェロナグラ近郊の村 Zaborから、さらに奥深くの山村 Proczkiで農家民泊
ジェロナグラからバスで東に向かいます。
40分。ついた村は、Zabor。
小さいけれど歴史のある村です。
村には広々とした庭園のある領主の館が。
停留所の前には食料品店も小さいながらも、2軒。
その村から、さらに、歩くこと3㎞のところが、目指すProczki。
バスを降りて、まず道を聞きました。
若い人は英語がわかるはず。
ということで、まず、領主の館にいた中学生の女の子をつれた男性に道を尋ねました。
残念ながら、その人は、この村の人ではないとのこと。いっしょに、地図をひっくり返して考えてくれました。
次に、20歳くらいのカップルに。
道案内の詳しい話になったら、ポーランド語。
ポケトークで通訳。バッチリでした。
「あの白い家のところを左に曲がります。池もあります。」
そのとおりに行ったら、そこは砂利道。木も生い茂って怪しい感じです。
聞き違いかと思い、少し先の別の白い家をめざしたところ、途中の家から若い男性が。
聞いたら、さっきの道が正解。途中まで一緒に自転車を引きながらついてきてくれました。
彼は年齢21歳。高校を卒業して家の手伝いをしているとのこと。
Proczkiのワイナリーに宿泊するといったら、「ワイナリーはあるけど、小さい村で家が6軒しかない」と笑いました。「ワイナリーならZaborの手前に大きなワイン畑と立派なワイナリーがある」とも言いました。
ちょっと、心配にもなったのですが、地図にはちゃんとブドウの絵が。
これはワイナリーの表示です。
歩きながら、大学で日本語を教えていると話したら、少し日本語を知りたいというので
「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」
(この3つしか私はポーランド語を知りません)を教えたら、
ポーランド人には面白い言葉に聞こえるのか、大笑いしていました。
湖の脇をとおり、麦畑をよこめに、さらに山林をこえると、ようやく遠くに赤い屋根の建物が。
村にはいったら、とおり一本に家が9軒ほど。
一番手前の農家がめざすワイナリー。でも、山村の農家で、ワイン畑は見当たりません。ただの農家かもしれません。
部屋に案内され、しばらくしてから、夕飯を頼んだら、「ありません」とのこと。
そういえば、booking.comで、バーベキューの火は予約なしでOK!とあったのです。
火はあるけど、食材は自分持ちということでした。
仕方ないので、ワインを注文。「赤と白どちら」と言われたので赤ワインを注文。
農家のご主人が「アルコール」と大きく書かれた倉庫のドアをあけ、持ってきたのが「ラベルのない赤ワイン」
はじめて飲みました。
湖を過ぎ、麦畑を通りやっと、遠くに村が見えました村の入口。右隅に標識が。
ワインをあけると「干し草の香り」が。でも、農家ですからどこでも干し草の香りがします。
ワインは普段のまず、ポーランドでもビールばかり。でも、美味しいと思います。
夕飯は、ワイン1本。
翌日の朝食は「コンチネンタル」とサイトにあり、パン2種類、バターひと塊、スクランブルエッグ、グランベリーのジャムカップ1杯、チーズ2種、ハム、それに紅茶。
大量です。
朝から晩まで
鳥のこえ、風の音しか聞こえません。ときたま、ポーランド語が。
そんなところで、一日すごしたのも貴重な一日。
帰りは、そこの家で飼っているイヌが、いっしょに歩いて見送ってくれました。
宿泊料 36ズォテイ
ワイン 35ズォテイ
朝食 20ズォテイ
バス 15ズォテイ
往復6㎞のウォーキングつき。
今度行くときは、食材をかついで行きます。