帰国前日の街歩き Dr Grzegorzさんに街を案内していただきました
帰国前日、Grzegorzさんとワイン公園のパームハウスで4時に待ち合わせしました。
街を案内してくれるそうです。
早めについたので丘の下にある「FOCUS PARK」(この街最大のショッピングモール、現在更に増築中)のKFCで軽い食事をとり、コーヒーで時間調整。
坂を登っていくと二人づれの女子高校生が片手側転をしています。すごい運動神経。一人は携帯で写しているので動画をアップするのかもしれません。
丘の頂上にパームハウスがありますが、ついたら今日月曜日は休館日。
しかたないので街歩きをすることにしました。
まずは、旧市街の教会に向かいます。この街で一番古い教会。・・・・・
入り口は立ったまま入れません。
高さ1.4mくらいしかありません。
彼の話では、この古い教会は、万が一的に襲われた場合でも、敵が簡単に入れないように入り口を低く作っているとのことです。
次に紹介されたのは音楽学校。街の一番の中心地。何遍も何遍も通った道に面していますが、紹介されて初めてわかりました。
大学の音楽関連の学部(音楽院)は、この中心からバスで15分ほどかかるジェロナグラ大学のキャンパスAにあります。
次の教会
この教会は街を代表するおおきな教会の一つです。作られた年代も新しく18世紀のドイツ人設計者によるドイツ風建築の教会です。その横の建物はDr.Grzegorzさんが中学の頃通っていた英語の学習塾があったそうです。
休憩でビールを一杯。
私はポーランドのビールはどれもおいしいと思うのですが彼にははこだわりがあり、ジェロナグラや南部ヴロツワフ方面のビールはドイツやチェコの影響を受け本来のポーランドのビールとは違うそうです。
だから中部地域の街で作られているS・・・のビールが一番おいしいと言っています。
日本人の日本酒に対するものと同じ思い入れがあるのでしょう。
ちなみに日本酒なら私は佐渡の真野鶴が一番好きなのですが。
また、ここのビールはもちろん生ビールですが、みんな赤いジュースを入れて飲んでいます。
この赤いジュースは「マリカ」というラズベリーのような実から作ったものです。
あまりスーパーなどでは見かけないのですが、たまたま若い娘さんが小さなテーブルを広げ売っていたので買い込みんだものを持っていました。
そこで、生ビールにマリカのジュースを加え、ビールのつまみは「マリカの実」。
でももしかしたらこの「マリカのジュース」いつも学食のセットについてくる薄い薄い水が少し赤みがかったジュースと同じものかもしれません。
ここに至るまで2回ジェラートを食べました。
ヨーロッパはジェラートの似合う街です。車の入らない旧市街をジェラートを食べながら散策するのはとても素敵です。
「次にいくところ」となった時、Dr.Grzegorzさんが「この街で一番高いところに行こう」と言いました。
私は、最初に待ち合わせしたワイン公園の丘が一番高いと思っていたのですが、そこは違う、ちょっと離れたところにある、でも歩いて行けると。
旧市街を抜け、それでも街並みは古くからの街並みが続く道、少し上り坂ですがどんどん歩いていきました。
だいぶ歩くと、そこは木々の深い公園。しばらく行くと高校があり、ここは彼の卒業した高校だとのこと。
その高校を見てやっと場所がわかりました。
バスを使うとジェロナグラ大学のキャンパスBから10分くらいの方向が旧市街と90度違う場所です。
でもこの木々の深い公園は、ほんの入り口。
そこから、なだらかな森の中の道を進んでいきます。
森の中は道が細かく分かれています。
ただ、街の人は森の中を散策するのが好きなのでしょう。
あちこちの木陰の向こうに人影がちらほら。
この辺りは10月になるとキノコがたくさんとれる宝庫だそうです。
突然、急坂を下ると、スキー場のリフトが。
ほんとに小さいリフトです。
このリフトに乗るとこの街で一番高いところだそうです。
でも、時間は既に夜の9時近く。いかにヨーロッパが日が長いといっても、こんな時間に薄暗い森をウロウロするのは。
そこで、引き返し、また、ビール。
小一時間、話してまた、歩いてアパートまでたどり着きました。
家についたら、10時。
なんと1時から10時まで9時間も街と森の散策。
本当に充実した一日でした。
森の中の広場。椅子がいくつも設置してあります。でも、結構「蚊」もいます。
これで、夕方?9時近く。カメラの感度も良いのですが、ほんと、明るい。
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