ポーランド西部、ドイツ国境の街ジェロナグラ

ジェロナグラでの日本語教師生活日記、近郊の街、おいしい食べ物 ポーランドの文化 気がついたこと徒然なるままに。

ワクチンの3回目の接種が始まっています。(ポーランド)

1月28日にジェロナグラの19歳の大学生がワクチン3回目の接種したと話しています。

29日、土曜日にいつものようにZOOMで日本語の勉強をしたのですが、昨日の晩は腕がとても痛くて眠れなかったとのこと。ファイザーだそうですが、今回が一番痛かったと言っています。

 

ジェロナグラ大学の教員は大学で接種し、学生は市内にある集団接種会場で接種が受けられるそうです。

彼女は駅のそばの救急センターで受けたとのこと。

 

勿論、大学生が接種するくらいですから、両親や祖父母はとっくに3回目を接種ずみです。

 

2月の末に友人3人と一緒に生まれ故郷のポルトガルポルトに1週間遊びに行くので、3回接種の証明がないと旅行できないということで、安心したようです。

 

スマホを見せてもらったら、スマホの画面に「個人ID」[運転免許」「ワクチン接種証明」等の個人情報がすべて入っていました。

 

日本の現状を顧みると、日本が工業技術が進んでいるといってもこれからの世界の潮流に乗って発展していけるかとても心配です。

今回のコロナ禍で日本の社会体制がきちんとしているか、政治がリーダーシップを発揮できているか、将来の技術開拓についていけるのか、問題解決能力のある人間を育成できるのか、自分の身の回りのことを考えても不安な点が多々あります。

 

例えば、

①テレビで北海道の感染症の専門家の大学教授が質問に答えてこんなことを言っています。

質問:幼稚園、保育所クラスターが発生しオミクロン株は従来のコロナと違い10代以下の年齢層にも簡単に広がってきています。どんな対策が必要でしょうか。

こたえ:私は幼稚園児や保育園児にはマスクはしないほうが良いと言っています。小さい子供はマスクを調整できませんから。ですからクラスを分けるなどの対策をとるのが良いと思います。

 

そうです。北海道のたいていの幼稚園児はマスクをするという訓練を受けていません。指導する側がマスクはさせられない、しないほうが良いと判断しているからです。

 

結局、子供間で感染は仕方がない。せめてクラス分けで集団を細分化し罹る人数を抑えるしかない。こんな話です。

 

これが対策と言えるでしょうか。どのように子供たちにマスクをさせられるよう指導するかを考えるのが対策だと思うのですが。

マスクをしなくてよい場面はどのような場合か。最低限今後何週間「いつもと違って」マスクをすべきか。今までの対応では通用しないのはなぜか。

全国的に教育機関は幼児のマスク着用問題をどんなふうに考え、どんな工夫をしているのか。

こんなことを開陳して欲しかったのですが。

 

こどもにプログラミングを教えている立場でいうと、プログラミングの授業中はマスクをすべきです。

 

運動中はマスクをしたままでは呼吸に影響するかもしれませんが、机に向かい椅子にすわっている状態では、全員がマスクをすべきです。

その中に鼻が詰まっているような子がいても、良く観察していると自分でマスクを調整してうまく呼吸しています。

専門家はもっとケースを細かく分析して対応策を明示すべきだと思います。

その際には、科学的な判断理由を示すことは重要です。どんな基準や知見の基づいた判断かを示さないと後々検証できないからです。

 

そんな知的な訓練が「大学教授」と言われる人たちにも徹底していない、これが日本の現実です。

 

 

そんな状態の札幌では、先週85歳の知人が2月3日に予約が取れたと言ってきました。

今回の第6波でも北海道の死亡者の人口比が今までのように悪い結果になりそうな予兆も見られます。

 

全国でも3%に満たない接種率。この第6波は接種なしで予防しなくてはと覚悟しています。

 

今、私は家の中でもマスクをして行動させられています。万が一の場合でも家族にうつすリスクを少しでも減らすためです。

また、「抗原検査キット」はプログラム教室から2本、自費購入2本で準備しています。