ポーランド西部、ドイツ国境の街ジェロナグラ

ジェロナグラでの日本語教師生活日記、近郊の街、おいしい食べ物 ポーランドの文化 気がついたこと徒然なるままに。

ジェロナグラで茶筅を買いました お茶の専門店のショーウィンドで茶筅を発見 

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メインストリートを歩いていたら、お茶の専門店がありました。

看板にはコーヒー、各種お茶、アクセサリーと。

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何気なしに、ショーウインドを見たら「茶筅」と「茶杓」が置いてあります。

びっくりしました。これ、どんな人が買うんだろうかと。

中国人は茶筅を使いません。

この街に日本人がいても、数人。

 

日本に興味がある人は確かにいます。

秋のクラス開始の時に名簿上は50人くらいのメンバーが受講したいとエントリーされていました。

今年度は、大学の募集担当者が変わりスムーズに募集が進まなかったため、例年に比べ人数が少なかったようです。

 

毎年のエントリーの平均は80名くらいでしょうか?

私で5代目くらいですから5年間はこのような形態で授業をすすめているようです。

そうすると、5年間で400名。

 

14万の都市でこのくらいの人が日本、日本語に興味をもっていてくれるなら、うれしいことです。

14万人というとちょうど小樽の人口くらいでしょうか。

小樽でポーランド語講座を開いてもこの人数は集まらないでしょう。

 

 

でも、だからといって茶筅を使う人がいるとは思えません。

日本でも、家に茶筅がある家のほうが少ないと思います。もちろん、私の家にはありません。

 

この茶筅も、たぶん、店の人が間違えて仕入れてしまって、売れずにショーウィンドに置きっぱなしになっているのだろうと思いました。

店に入って値段を聞くと2400円くらい。ちょっと、高いかな?

 

でも、生徒にも見せてあげたいしと思い購入しました。

 

ドイツの会社が卸したものです。日本からドイツ、そしてポーランドの地方都市に。そこで日本人が買って日本に持ち帰ることになります。

 

店に入って「日本のお茶はありますか」と聞いたら「センチャ」「マッチャ」「ホウジチャ」と答えてくれました。「ほー、ほうじ茶もあるんですか」

 

抹茶のBOXを見せてもらったら、確かに抹茶がぎっしり。

でも、売れているようです。ちゃんと、すくった跡もありました。

お寿司屋さんが3軒ありますし、抹茶を出すのかもしれません。

 

実は、抹茶は日本から持ってきていました。お湯に溶かして飲めば茶殻の始末もいらないので簡単ですから。

 

でも、今回、偶然見つけた茶筅を使ってみたらビックリ。

ただ溶かした抹茶と茶筅で泡立てたお茶、まったく味が違うんですね。

知りませんでした。

いままで、なんか抹茶って苦い、渋いばかりか、えぐみもあるようなと思っていました。

飲むのも一番最後。コーヒー、紅茶がなくなって、仕方ないまあ、抹茶でも飲むかという感じでしたが、

 

今はしっかり一日一杯のサイクルに入っています。

 

後日談

先日、お茶屋さん店先を覗いたらちゃんと茶筅が補充してありました。意思をもって仕入れているんですね。

誰が購入するのか本当に興味があります。

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