ポーランド西部、ドイツ国境の街ジェロナグラ

ジェロナグラでの日本語教師生活日記、近郊の街、おいしい食べ物 ポーランドの文化 気がついたこと徒然なるままに。

ポーランド ジェロナグラ郊外を散歩 オドラ(オーデル)川の渡しの村ミルスコ

5-24-2019

今日はオドラ川を渡るフェリーのある村、ミルスコ(Milsko)を散策しました。

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オドラはドイツ語でオーデルですが、このオドラ川と支流のナイセ川がオーデル・ナイセ線として現在のドイツとポーランドの国境になっています。

でも、この辺りはオドラ川の中流。川はかなり国境の内側を流れていて、この村もジェロナグラのさらに東に位置しています。

 

ジェロナグラからPKS Zielona gora のバスで、30分くらい。料金240円です。

 

ついたところは、どこにでもある村の三叉路。5,6人の乗客が降りたらバスはUターンして街に引き返していきました。降りた乗客もあっという間にちりぢりに。通りには誰もいなくなりました。商店もありません。

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川も全く見えません。てっきり、フェリーのある渡し場までバスが行くと思っていたのですが予想と違いびっくり。一応、川の方向は下っている道と見当をつけ歩き始めました。

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途中で、農作業をしている老人と目が合い挨拶したら、話しかけてくれたので、道を聞くことにしました。今日はポケトークの起動が遅く使えません。老人が携帯電話で話すと家の裏から高校生が来てくれました。ポーランドでは、高校生は英語が堪能。おかげで、道を確認できました。

あと、5分くらい下れば船着き場があるとのこと。

 

船着き場につくと、船がでたあと。でも、川幅100Mもない川です。車をおろし、すぐに引き返してきました。

ほんとに小さなフェリーで車は6台しか乗れません。2台は乗れずに次回に持ち越しです。

フェリーは料金はかかりませんが船員2人で操船しています。

川は深く、流れも速いので橋を架けるのに費用が掛かりすぎるのか、まさか、戦争の場合を想定しているのではないと思いますが。

とても、のんびりとした光景です。

 

向こう岸につくと、こちらも小さな小さな村。家も10数軒しか見当たりません。

でも、そのうちの1軒は3階建てのりっぱな邸宅。敷地内には池があり、ほとりには立派なサラブレッドとこの春生まれた仔馬が草を食んでいました。

柵らしい柵もありません。

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50Mも県道を歩くと、あとは牧草地の一本道。のんびりとした景色です。

道をすすむと。また向こうに村が見えました。でも、ちょっと歩くのには遠すぎます。引き返すことにしました。

野原を馬が3頭,家に向かって帰るの、見えますか?

一番後ろから子馬を見守りながら走っているのが、母馬です。