ジェロナグラで美味しいお寿司
ジェロナグラにはお寿司屋さんが3軒あります。
「GO SUSHI」
「赤い」
その中で一番駅に近い店、「Miyagi Sushi」に生徒2人と食事に。
まずは、割り箸。
2人(来週、結婚します)とも、先日の授業で割り箸の使い方はマスターしました。
授業の時は、彼は、割り箸の反対側から割ろうとして大苦戦。
でも、10分も練習したら、ペットボトルのキャップをつまめます。
さて、日本のお寿司とちがうところ。
①お寿司はワサビが、ついていません。(ワサビは大きな塊がドンとお寿司の間に置いてあります)
②たこ、いかはありません。
彼は、ギリシア人、3年前にポーランドに来たそうです。ギリシアでは、タコもいかも食べるのでOKと言っていましたが、彼女はドイツ系ポーランド人。
絶対に食べないそうです。
顔をしかめていました。
これは巻きずしの天ぷらです。美味しい
当然、店にはおいてありません。たいてい巻物。魚はまぐろ中心です。
その中で注目は、巻物のてんぷら。
はじめて食べましたが、なかなか美味しい。
お勧めです。
店の構えは、なぜか水車小屋。2階にテラスがありますが、東洋風といっても中国風のつくり。この街に中国人は何人か居るようです。
中国人の経営する衣料店もあります。
そのうち、2人の中国人と話しました。
1人は、足裏マッサージ師、小学生くらいの女の子もいました。広州からきていると言っています。広州?場所がよくわからないので、再度確認したら、香港と言い
日本人は、タクシーに乗った時、運転手が「ADACHIさん」という人が住んでいると言っていましたが、たぶん私を含め2人?
そんな力関係でインテリアが中国風になるのでしょうか。
ジェロナグラ近郊の村 Zaborから、さらに奥深くの山村 Proczkiで農家民泊
ジェロナグラからバスで東に向かいます。
40分。ついた村は、Zabor。
小さいけれど歴史のある村です。
村には広々とした庭園のある領主の館が。
停留所の前には食料品店も小さいながらも、2軒。
その村から、さらに、歩くこと3㎞のところが、目指すProczki。
バスを降りて、まず道を聞きました。
若い人は英語がわかるはず。
ということで、まず、領主の館にいた中学生の女の子をつれた男性に道を尋ねました。
残念ながら、その人は、この村の人ではないとのこと。いっしょに、地図をひっくり返して考えてくれました。
次に、20歳くらいのカップルに。
道案内の詳しい話になったら、ポーランド語。
ポケトークで通訳。バッチリでした。
「あの白い家のところを左に曲がります。池もあります。」
そのとおりに行ったら、そこは砂利道。木も生い茂って怪しい感じです。
聞き違いかと思い、少し先の別の白い家をめざしたところ、途中の家から若い男性が。
聞いたら、さっきの道が正解。途中まで一緒に自転車を引きながらついてきてくれました。
彼は年齢21歳。高校を卒業して家の手伝いをしているとのこと。
Proczkiのワイナリーに宿泊するといったら、「ワイナリーはあるけど、小さい村で家が6軒しかない」と笑いました。「ワイナリーならZaborの手前に大きなワイン畑と立派なワイナリーがある」とも言いました。
ちょっと、心配にもなったのですが、地図にはちゃんとブドウの絵が。
これはワイナリーの表示です。
歩きながら、大学で日本語を教えていると話したら、少し日本語を知りたいというので
「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」
(この3つしか私はポーランド語を知りません)を教えたら、
ポーランド人には面白い言葉に聞こえるのか、大笑いしていました。
湖の脇をとおり、麦畑をよこめに、さらに山林をこえると、ようやく遠くに赤い屋根の建物が。
村にはいったら、とおり一本に家が9軒ほど。
一番手前の農家がめざすワイナリー。でも、山村の農家で、ワイン畑は見当たりません。ただの農家かもしれません。
部屋に案内され、しばらくしてから、夕飯を頼んだら、「ありません」とのこと。
そういえば、booking.comで、バーベキューの火は予約なしでOK!とあったのです。
火はあるけど、食材は自分持ちということでした。
仕方ないので、ワインを注文。「赤と白どちら」と言われたので赤ワインを注文。
農家のご主人が「アルコール」と大きく書かれた倉庫のドアをあけ、持ってきたのが「ラベルのない赤ワイン」
はじめて飲みました。
湖を過ぎ、麦畑を通りやっと、遠くに村が見えました村の入口。右隅に標識が。
ワインをあけると「干し草の香り」が。でも、農家ですからどこでも干し草の香りがします。
ワインは普段のまず、ポーランドでもビールばかり。でも、美味しいと思います。
夕飯は、ワイン1本。
翌日の朝食は「コンチネンタル」とサイトにあり、パン2種類、バターひと塊、スクランブルエッグ、グランベリーのジャムカップ1杯、チーズ2種、ハム、それに紅茶。
大量です。
朝から晩まで
鳥のこえ、風の音しか聞こえません。ときたま、ポーランド語が。
そんなところで、一日すごしたのも貴重な一日。
帰りは、そこの家で飼っているイヌが、いっしょに歩いて見送ってくれました。
宿泊料 36ズォテイ
ワイン 35ズォテイ
朝食 20ズォテイ
バス 15ズォテイ
往復6㎞のウォーキングつき。
今度行くときは、食材をかついで行きます。
ポーランド ジェロナグラ 病院事情 風邪をひいても病院に行きません
「風邪を引いたから病院に行きました」と例文をつくったら、学生から「風邪をひいても病院に行きません」と切り返されました。
風邪をひいたら、薬を飲みます。風邪で病院には行きません。とのこと。
たしかに、ポーランドはどこにも「APTEKA」という看板のかかった薬局があります。
ジェロナグラ駅の構内にも、スーパーの脇にも、団地の中にもいたるところ。
ZABUKAというコンビニも目につきますが、断然薬局のほうが数が多い。
こんなになぜ薬局がと思いましたが、たぶん、ポーランド人はめったに病院へ行かないのでしょう。たいていの体の変調は薬局に行って、薬剤師に相談して薬を飲んで対処するようです。でも、たいていの薬局には白衣をきた女性がいます。全員薬剤師だと思うのですが。いったい何人薬剤師がこの国にいるのでしょうか。
日本の薬科大学は現在6年制。ポーランドは一般の大学生でも、5年制と聞いていますが
大学の教育費が無料とはいえ大変なコストがかかっています。
薬局が多いためか、病院の数は少ないようです。
街に病院の看板はあまり見かけません。
私の行った病院は団地の中の薬局の2階にありました。
2階に左右2つの診療所があり、それぞれ別の経営になっています。
こじんまりした個人病院で、レントゲンと心電図の機械くらいしかありません。
処方箋は薬の名前をメモ用紙に書いて下の薬局で購入しました。
日本なら正式な処方箋のいる薬だと思うのですが。一般の薬のように売ってくれました。
困ったのが、ジェロナグラ大学病院。古い建物のためか、携帯の電波が届きません。おかげでポケトークが使えない。
それなのに、玄関の窓口の若い職員は英語がまったく話せません。
入り組んだ病院でどこに行ったらよいものやら。なんとか、見当をつけたのですが、そこは、前受付の待合になっていて、受付に入るドアはロックされています。
一定人数しか受付にも入れません。
それに、入っても英語が通じなくては話になりません。
そこで、あきらめて帰ることにしました。
帰りのタクシーは薬局経由。薬局で薬をもらいその場で飲んで家に帰りました。
ポーランド ジェロナグラ郊外を散歩 オドラ(オーデル)川の渡しの村ミルスコ
5-24-2019
今日はオドラ川を渡るフェリーのある村、ミルスコ(Milsko)を散策しました。
オドラはドイツ語でオーデルですが、このオドラ川と支流のナイセ川がオーデル・ナイセ線として現在のドイツとポーランドの国境になっています。
でも、この辺りはオドラ川の中流。川はかなり国境の内側を流れていて、この村もジェロナグラのさらに東に位置しています。
ジェロナグラからPKS Zielona gora のバスで、30分くらい。料金240円です。
ついたところは、どこにでもある村の三叉路。5,6人の乗客が降りたらバスはUターンして街に引き返していきました。降りた乗客もあっという間にちりぢりに。通りには誰もいなくなりました。商店もありません。
川も全く見えません。てっきり、フェリーのある渡し場までバスが行くと思っていたのですが予想と違いびっくり。一応、川の方向は下っている道と見当をつけ歩き始めました。
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途中で、農作業をしている老人と目が合い挨拶したら、話しかけてくれたので、道を聞くことにしました。今日はポケトークの起動が遅く使えません。老人が携帯電話で話すと家の裏から高校生が来てくれました。ポーランドでは、高校生は英語が堪能。おかげで、道を確認できました。
あと、5分くらい下れば船着き場があるとのこと。
船着き場につくと、船がでたあと。でも、川幅100Mもない川です。車をおろし、すぐに引き返してきました。
ほんとに小さなフェリーで車は6台しか乗れません。2台は乗れずに次回に持ち越しです。
フェリーは料金はかかりませんが船員2人で操船しています。
川は深く、流れも速いので橋を架けるのに費用が掛かりすぎるのか、まさか、戦争の場合を想定しているのではないと思いますが。
とても、のんびりとした光景です。
向こう岸につくと、こちらも小さな小さな村。家も10数軒しか見当たりません。
でも、そのうちの1軒は3階建てのりっぱな邸宅。敷地内には池があり、ほとりには立派なサラブレッドとこの春生まれた仔馬が草を食んでいました。
柵らしい柵もありません。
50Mも県道を歩くと、あとは牧草地の一本道。のんびりとした景色です。
道をすすむと。また向こうに村が見えました。でも、ちょっと歩くのには遠すぎます。引き返すことにしました。
野原を馬が3頭,家に向かって帰るの、見えますか?
一番後ろから子馬を見守りながら走っているのが、母馬です。
ポーランド ジェロナグラ市内の移動はバスが便利
ジェロナグラはバスの路線網が発達しています。
私のアパートの前の停留所には17番、25番、37番の3本のバスが止まります。50メートル離れた別の停留所はさらに2本のバスが止まり、合計5本。すべてが街の中心に行きます。
街の中心からは枝分かれして6方向に分離。たいていの市街地にバスで行くことができます。
料金は3ズォテイ(90円)
ただし、25番のバスは終点とそのひとつ手前まで行くと、4.4ズォテイかかってしまいます。これは、郊外扱いということのようです。実際そこまで行くには、わたしの家から1時間近くかかります。
切符は主要バス停にある券売機で購入。往復で使う場合は、あらかじめ2枚購入するのがおすすめ。というのは、バスのなかにも券売機があるのですが、コインしか使えません。
ところが、感度が悪いのか何度コインを入れても戻ってきてしまいます。ポーランドの人も苦労して、そんな場合、券売機のボックスの上でコインをこすって平らにしています。効果があるかどうかわかりませんが、おかげで券売機の上はコインにこすられ塗料が剥げ、ひかっています。
切符を買ったらすぐそばの検札機に差し込みチェックが必要です。
時々検札の係りの人が乗り込んできます。その時、切符を買っていなかったり、検札機に差し込んでチェックをしていなかったら大変です。
ほとんどの停留所には雨や雪をしのぐBOXが備えてあり、また、終点には簡易トイレが備えてあるところもあります。
エンジン式のバスのほかに、電気バスも走っています。すべてのバスが低床式で、その上停車するたびに歩道側(右側)のエアーサスペンションのエアーを抜き車体を斜めにして、更に地面との段差を解消します。
さすが、ヨーロッパ。環境にやさしいうえ、人の対する配慮も抜群です。
大きな犬も口輪をして乗ってきますし、乳母車も勿論そのままで大丈夫。自転車、スケートボードの持ち込みも自由です。
ただ、乗るとき、降りるとき、たまにドアーが自動であかない場合があります。運転手がスイッチで開けるのですがそのスイッチを押さないからです。理由はわかりません。気分の問題でしょうか。
そんな時は、車外、車内とも、ドアをあけるボタンを押してください。車外のボタンはドアのそばの丸いボタン、車内は転倒防止の鉄の棒にSTOPと書いた赤いボタンがあります。
私は大学から、定期券3か月を支給されています。料金260ズォテイ。
MZKというバス会社の窓口で、まず現金で自分で買ってレシプトをもらい、大学の事務に持っていくのですが、販売窓口が街で一か所しかありません。そこが、なぜか街の中心になく、電気バスの充電のため発電所のそばにあります。乗り換えも必要なうえ、少し歩きます。
バスの定期券を買う場所が、バスで行くには不便というのが少し笑えます。
トラムがない地方の小都市ですが、バスを上手に活用して街歩きを楽しんでください
ポーランドのお土産 重いものから軽いものまで
ポーランドは農産国。パンやソーセージ、チーズ、ハムと美味しいものがいっぱいあります。でも、お土産となると・・・・・。
お勧めのお土産
第1位 インスタントスープ
「えー、インスタントスープですか?」日本語教室で勉強している大学教授(もちろん家庭では主婦です)に呆れられました。
でも、意外に思われるかもしれませんがこれが一押しです。
値段も手ごろなのですが、なかなか美味しい。インスタントと馬鹿にできません。
それに、軽い。たくさん買い込めます。
インスタントスープの消費量、世界一といわれるポーランド種類も豊富です。
その中でも、
①おすすめは赤いスープ 。ポーランドの定番スープ「バルシチ・チェルボネ」です。
どこのレストランでも必ずあるポーランドの家庭料理にはかかせないもの。
Casa Mia Trattoriaというレストランでは、暖かくなると、冷製スープとしてこのスープとヨーグルトをミックスしたスープが出てきました。
色は当然、赤+白でピンクになります。
ヨーグルトの酸味と赤かぶの酸味が相まって更に美味しくなりました。
う
クノールとネスレがあるのですが、クノールは少しコンソメ味が強い感じ。
わたしは、ネスレのほうが好みかな。
各レストランが味を競っています。
スープに入っているのは、カバノス(ソーセージ)とジャガイモ。
レストランではこれだけで満腹になります。これも、酸味が利いていておいしい。
残念ですがインスタントには具材は含まれていません。
でも、ひと手間かければ本格的なポーランド家庭料理に早変わりです。
値段も大袋、小袋とありますが、大袋でも40円くらい。断然お買い得です。たいていのスーパーにおいてあり、種類も豊富なので、選び放題です。
2位 はちみつ
ポーランドははちみつの名産地です。
はちみつは、「いろいろな花」のはちみつが一番売られていて少し安く、お買い得なのですが、味は日本で買うはちみつと同じです。お勧めしません。
また、「アカシア」もありますが、これも、日本で容易に手に入ると思います。もちろん、日本よりずっと安いのですが。
お勧めの、はちみつ1番目は「甘露」です。
これは樹液らしいのですが、味が素晴らしい。
また、固まらず使いやすいのも特徴です。もしかしたら、抗酸化作用もあるかもしれません。味も喉に良さそうな味わいです。
次は「そばの花」。ポーランドはそばの粉はないようですが(お蕎麦屋さんはジェロナグラにはありません)お蕎麦の実はよく食べます。例えば学食でも「お米」「ポテト」に並んで「お蕎麦の実」を選ぶことができます。また、私の一番好きなピエロギはひき肉とお蕎麦の入っていないたピエロギです。
その「そばの花」のはちみつ。日本ではなかなか手に入りません。もちろん、味も抜群。
250g入りで400円台です。
3位
これは、定番ですが「陶器」です。ちょっと重いのが難点ですが、旅の思い出に、大切な人へのお土産に、持ち帰るだけのことはあると思います。
とても、やさしい風合いで普段使いに最適です。
色々な柄がありますから、じっくり選んでください。
ジェロナグラ大学 日本語教師 生徒から燻製チーズのプレゼント
2019-05-21
今日は入門コースが2時限。受講生のマキシムから「燻製チーズ」と「パン」の差し入れをいただきました。
チーズに黒いものが散らばっているので、何かと聞いたら、ポーランド語で答えてくれました。残念ながらポーランド語ではわかりません。Google翻訳で「グランベリー」とわかりました。
そういえば、以前彼からもらった「手作り写真集」に林の中で彼が手に一杯グランベリーを持っている写真がありました。
林のふちに黄色い小さな野草が咲きとても綺麗なやさしい景色でした。
てっきり、観光農園にでも行ったのかと思いました。
でも、今日の話で、自宅が農園で、グランベリーもこのチーズもその農園でお父さんが製造販売しているものとわかりました。
夕飯時に、パンとビールと「七面鳥の煮凝り」と一緒に食べました。
丸いチーズはうっすらと茶色がかって、パッケージを開いた瞬間香ばしい燻製の香りが広がります。
平らな面には網の模様もついています。普通のチーズより密度も高く重いようです。
食べるとしっかりとした歯ごたえ。チーズを噛むたびに「きゅっ、きゅっ」と口の中で鳴ります。
ちょうど氷点下10度の世界で雪を踏みしめたときのようです。
燻製の味を生かすためか塩分を抑えてあり、塩味はほとんど感じません。
グランベリー入りのカマンベールチーズをまるごと燻製したものですが
まるまる一つ完食してしまいました。