ポーランド西部、ドイツ国境の街ジェロナグラ

ジェロナグラでの日本語教師生活日記、近郊の街、おいしい食べ物 ポーランドの文化 気がついたこと徒然なるままに。

ポーランドでは新型コロナウイルス感染症拡大防止の緩和処置がいち早く行われています(4月20日から)

日本に比べいち早く強制力のある具体的な制約を始めていたポーランドですが、20日から制限の一部緩和が行われるようです。

ポーランド日本大使館からの情報は今までほとんど首相と保険大臣の合同記者会見の形で公表されています。

日本でいえば安倍首相と加藤厚労大臣の共同会見と言うところでしょうか。

考えてみれば、首相と厚労大臣の共同記者会見は日本では今まであまりなかったように思います。

共同で会見すると、首相と厚労大臣の発言に齟齬が生じ、記者の質問に耐えられないと判断したためでしょうか。



<ポイント>
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に関するポーランド国内の制限の一部緩和について
○16日から実施されている「公共の場において口と鼻を覆う義務」の違反に伴う罰則について

1 16日夜に行われたモラヴィエツキ首相及びシュモフスキ保健大臣の合同記者会見において,現在実施されている日常生活及び経済活動への国内制限措置の段階的な解除行程案の発表がありました。その第一段階として,20日(月)から以下のとおり一部制限が緩和されますのでお知らせします。なお,第二段階以降の解除措置につきましては,解除時期が判明次第,追ってお知らせいたします。

(1)レクリエーション目的での移動制限が解除されます。ただし,外出の際は2メートルの距離を保ち,口鼻を覆う必要があります。
(2)公園及び森林地域へのアクセス制限が解除されます。ただし,遊具やプレイグラウンドは引き続き閉鎖されます。
(3)13歳以上の未成年は親の同伴なしで外出が可能となります。
(4)店舗への入店人数制限が緩和されます。面積が100平方メートル未満の店舗はレジ1台につき4人まで,100平方メートル以上の店舗は面積15平方メートルあたり1人の計算で入店が可能となります。
(5)宗教的行事への参加人数制限が緩和されます(面積15平方メートルあたり1人)。
(6)農業従事者のマスク等の着用義務が解除されます。

 

行動制限もあいかわらず客観的数値の指示のある具体的な指示です。

2 昨16日から実施されている「公共の場での口と鼻を覆う義務」につきまして,違反の場合,最高500ズロチの罰金(1万5000円)を科せられる可能性がありますので,ご注意ください。

逆に公共の場でマスク等をする義務が課せられました。

あまり、マスクをする習慣のないヨーロッパ人ですが、罰金付きの厳しい義務です。


○9日(水)にお知らせした,本16日から実施されているポーランド国内の新たな制限である 「公共の場での口及び鼻を覆う義務」について,詳細が判明しましたので,以下のとおりお知らせします。

1 4月16日から解除日まで,衣服の一部やマスク等により,以下の場所に滞在する場合に口及び鼻を覆う義務が生じます。
(1)公共交通機関及び自動車内(一人または4歳以下の子供を連れて二人で移動する場合,住居を同じくする者が移動する場合を除く)
(2)一般的にアクセス可能な以下の場所
(ア)道路,広場
(イ)職場,公共的に使用される建物(行政,司法,宗教,教育,医療等)
(ウ)商業・サービス施設,販売所,市場
(エ)不動産の共有スペース

2 ただし,4歳以下の子供,健康状態や知的障害のため口鼻を覆うことができない者,上記1(2)(イ)及び(ウ)の場所で職務を行い顧客と直接的な接触がない者,公共交通機関及び乗客を乗せる職業運転手で乗客との十分な距離を確保できる者,宗教関係者(宗教行事の実施時),軍人(ポーランド軍のみならずポーランドの同盟国の軍も対象),情報機関員には同義務は生じません

 

こんなところに、情報機関員という言葉がちょこっと顔を出すのは元社会主義国のお国柄でしょうか。


3 商業・サービス施設で働く者は,全てのレジや窓口が追加的な衝立等で顧客から分離されている場合,透明なサンバイザー等をすることで義務を履行したことになります。

4 サービスの提供や職務遂行にあたり人定情報の確認が必要な場合には,口及び鼻を見せなければなりません。