ポーランド西部、ドイツ国境の街ジェロナグラ

ジェロナグラでの日本語教師生活日記、近郊の街、おいしい食べ物 ポーランドの文化 気がついたこと徒然なるままに。

ポーランド語の講座でポーランドのコロナウイルス感染情報の質問が出ました。

ポーランド語の初級講座ですが、何人かは中上級の方も参加されていました。

その中の上級の方の質問です。

ポーランド語で「ポーランドの情報は全く日本では知ることができない。日本人はヨーロッパというと、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアくらいしか関心がない。

だから、新聞、ニュースにも載らずポーランドでどのくらいの感染者が出ているかもわからない」というような質問でした(質問はポーランド語です。さすが上級者)

先生の答えは、人数は毎日増加しているのでわからないが、ポーランドの対策の方が厳しく、日本の「ゆるさ」が心配だとおっしゃっていました。(日本語で・・きれいな日本語です)

 

 

 

ポーランド在住の皆様
たびレジ登録者の皆様

<ポイント>
ポーランド国内の制限の強化について

3月31日(火)に行われたモラヴィエツキ首相及びシュモフスキ保健大臣の記者会見において,コロナウイルス感染拡大を目的とするポーランド国内の措置の強化が発表されましたので,概要を以下のとおりお知らせいたします。これらの措置は特に明示のない限り本1日から施行されますのでご留意ください。

美容サロン,理髪店等の営業の禁止,また,大規模ホームセンターの週末営業禁止とする。
●食料品店及び薬局は従来通り営業するが,入店可能人数をレジの3倍までに制限される。午前10時から正午までは65歳以上の高齢者のみ入店可能とし,4月2日以降,店舗利用者は使い捨て手袋を着用すること。
●郵便局は,利用者数を窓口の数の2倍までに制限される。
ホテル及び宿泊施設は原則営業禁止とし,隔離措置対象者又は従業員が使用する場合のみ例外とする。現時点での施設利用者は,職務遂行のため宿泊している団体宿泊者を除き4月2日までに退去しなければならない。
●患者の健康状態に不可欠な場合を除き,リハビリ治療は延期する。
●4月2日より,職場内においても,1.5mの距離の確保,職員の手袋着用,消毒液の配置等の予防措置を講じ,雇用者はこれら措置の実施義務を負う。
●これまで,公共交通機関の利用者が定員の半数までに制限されていたが(例えば,定員70人の場合は最大35人まで乗車可能),9人乗り以上の私用車にも同措置を適用する。
●子供や障害者の世話をする場合を除き,相手との距離を2m以上おくこと。
大人を伴わない18歳未満の者のみでの外出を禁止する。
●公園等の広い屋外空間の利用を制限する。
自転車等の共有サービスを禁止する。

 

 

日本との違いは

①東京は理容室は自粛要請ですが美容室には触れていません。美容室は女性にとって不可欠との判断でしょうか?    さすが、小池知事です。

②マスクより、使い捨て手袋を重視しているようです。

③ホテル、宿泊施設は隔離対象者用に使用するようです。日本では、法務省が裁判所の書記官候補研修をこの時期に東京近郊の埼玉県で全国から300人も集めて行うというこ

とで法務省の暢気さが話題になりました。

④公共交通機関は定員の半数に

これが常識的考えです。日本では、交通機関の便数を減らすようです。でも、便数を減らしたら、いくら時差出勤や自宅勤務(テレワーク)を推進しても、電車やバスは込み合うように思うのですが。

⑤18歳未満は外出に大人同伴。

これで、高校生が休校中に街をふらつくことが防げます。でも、これは親にとってもかなりのプレッシャーですね。

⑥自転車の共有サービスはポーランド中に広まっています。とても便利でこれからの暖かいシーズンには利用者も増えるのですが、ハンドルを持つからでしょうか?

 

交通機関の人数制限の有無を見ると日本の方が指示があいまいのようです。

国民性でしょうか?

私もマニュアル化という言葉をきらいますが、指示はできるだけ具体的に、誰が見てもわかることが大切なようです。

 

今年度から小学校で開始されるプログラミング教育も

今回のようなコロナ対策でも、より論理的な解決策を見いだせる人材を育成することにあります。

ロボットはあいまいな指示では絶対に動きません。

 

問題を解決に結びつける筋道を一つ一つ積み上げていく。

そこに論理の太い柱がある。

そんな、論理力を持った人が知事としている地方は安心です。

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