ポーランド西部、ドイツ国境の街ジェロナグラ

ジェロナグラでの日本語教師生活日記、近郊の街、おいしい食べ物 ポーランドの文化 気がついたこと徒然なるままに。

ポーランド 新型コロナウイルス 第3報(3月10日)

 

ポーランド大使館からの第3報です

ポーランド在住の皆様
たびレジ登録者の皆様

<ポイント>
3月10日現在の当国における新型コロナウイルス感染者数は20名
○政府の対応について
ポーランドにおいて同ウイルスに感染した,又は感染の疑いが生じた際の対応について(参考資料:新型コロナウイルス感染者及び感染の疑いのある者への診断手順の原則について(国民衛生健康機関作成))
風評被害についての情報提供のお願い
○その他(参考情報等)

一 3月10日(火),午後のシュモフスキ保健大臣の会見によると,国内の新型コロナウイルス感染者数は20名(内訳:ワルシャワ3,クラクフ1,ポズナン1,シュチェチン2,ラチブシュ5,チェシン2,ヴロツワフ3,ジェロナ・グラ1,オストゥルダ2)。

二 政府等の対応について
1 3月10日(火)午前中にモラヴィエツキ首相,シュモフスキ保健大臣,カミンスキ内務・行政大臣,ゴヴィン副首相兼科学・高等教育大臣,ピョントコフスキ国民教育大臣の合同記者会見が行われ,概要を以下のとおり報告します。


(1)大規模行事安全法に基づき,規定のあらゆる大規模行事(野外では1,000人以上,屋内では500人以上が参加する文化,芸術,スポーツ等)の開催の中止を決定した。本件については,各県庁がイベント主催者へ指示する。
(2)現在,必要な措置を講じれば感染拡大の防止は可能であり高齢者を中心に全ての感染者等に必要な医療措置を講ずる。
(3)昨9日から行っている5カ所の陸上国境(ポーランド・独間4ヵ所,ポーランドチェコ間1ヵ所)での衛生検査において,数件の感染の疑いのある者が病院に搬送された。
(4)本10日からウクライナベラルーシ,ロシア,リトアニアとの陸上国境においても上記(3)と同様の検査を導入する。
(5)本10日からドイツとの国境においては全ての通行可能箇所で上述の検査を行う。
(6)各大学等にオンライン授業の可能な限りの活用と,感染拡大防止の為,授業・講義等の一時取りやめの検討を要請する。
(7)初等学校,高校等において感染の疑いがある生徒が出た場合等には,各学校長が(各地域衛生局へ報告・相談の上,)隔離や一時閉校,校舎等の除染等の指示を行う権限を与えた
2 ポーランド出入国関連(上記1除く)
(1)現在,ポーランドでは入国制限は導入されていません。他方で,空港において中国,韓国,イラン及びイタリアからの直行便での入国者に対しては,体温測定の検査及びアンケート記入(氏名,連絡先,滞在先等)が課されております。また,右の4ヵ国以外から入国する場合,搭乗前に搭乗者に対し航空会社スタッフが右4ヵ国への14日以内の滞在の有無を確認し,滞在歴のある搭乗客がいれば,その健康状態を確認の上,搭乗の可否を決め,もし,搭乗することとなった場合にはその便に搭乗する全ての搭乗客に対し,アンケート(氏名,連絡先,滞在先等)を実施しています。さらに,航空会社が独自にアンケート記入等の対応している事例もあります。
(2)国営ポーランド航空(LOT)は,4月25日までワルシャワ−北京便の運休3月12日までポーランド各都市とイタリア各都市を結ぶ便の運休及びソウル便の減便,LCCのヴィズエアーが4月3日までベルガモ(イタリア)便を運休する旨それぞれ発表しております(期限変更の可能性あり)。
(3)国立衛生局から,中国,香港,韓国,イタリア,イラン,日本への渡航を推奨しない旨の注意喚起がなされています。

三 ポーランドにおいて本件ウイルスに感染した,又は感染の疑いが生じた際の対応について
1 ポーランドにおいて,同ウイルスの感染を診断された場合には,当館領事班(下記連絡先)へご連絡下さい。
2 ポーランドにおいて同ウイルスに感染した疑いが生じた場合(発熱,倦怠感,呼吸困難等の症状が出た等)や同ウイルスの感染地域から戻られた場合,その地域から戻られた方との接触があった等,ご心配なことがございましたら,まずは下記当国保健省のインフォラインへご相談いただくようお願いいたします。また,同インフォラインへご相談された場合,差し支えがなければ当館領事班までご一報いただけましたら幸いです。
(当館領事班連絡先)
  ☆電話:+48 22 696 5005
   ※開館時間のみ[09:00〜12:30,13:30〜17:00]
  ☆メール:cons@wr.mofa.go.jp
(当国保健所インフォライン(24時間))
  ☆電話:+48 800 190 590
ポーランド語で案内が始まりますが,英語案内もあることが確認できています(「6」を選択(押)してください)。
3 同ウイルスに感染した,又は感染が疑われ感染症病院で検査を受けることとなった以降の診断手順についてのポーランド国民衛生健康機関作成資料をご参考までに共有いたします(当館HPにも掲載)。
 【URL】https://www.pl.emb-japan.go.jp/konsulat/coronavirus_file0310.pdf
4 ポーランド保健省HPに予防等に関するページがございますので,ご参考にして下さい。
 【動画(英語)】https://www.gov.pl/web/zdrowie/coronavirus
 【パンフレット(英語)】file:///D:/Documents/Downloads/KV_plakat_A3_ENG.pdf
5 皆様におかれましては,引き続き過剰に心配することなく,風邪やインフルエンザと同様に咳エチケットや手洗い等の感染症対策や,人が密に集まって過ごすような空間に行くことを出来うる限り避ける等を心がけていただければ幸いです。

四 風評被害に関する情報提供のお願い
引き続き新型コロナウイルス拡大に係る風評被害につきまして,皆様の中で既に被害に遭われた場合には,場所,日時を含む可能な限り詳細な情報をご提供いただくようお願いいたします。

五 その他
ポーランドにおける新型コロナウイルス関連情報は,領事メール及び当館HPで累次お伝えしているとおりです。また,他国に渡航される際には,新型コロナウイルス感染症を受け,各種入国制限等を導入・強化している国・地域が増えているところ,必ず渡航先政府の最新情報を事前にご確認ください。なお,日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限については,以下のHPにとりまとめています。また,渡航先における情報を迅速に入手するためにも,「たびレジ」が大変便利です。第三国へ渡航の際は,下記のリンクから訪問先の「たびレジ」登録をよろしくお願いいたします。(⇒https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html)

参考:新型コロナウイルス感染症対策本部(第17回)資料
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/sidai_r020305.pdf

参考:査証の制限についてのご案内(外務省HP)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/page1_000848.html

参考:日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

参考:外務省海外安全HP
https://www.anzen.mofa.go.jp/

参考:厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

(問い合わせ先)
ポーランド日本国大使館 領事班
☆電話:+48 22 696 5005
 ※開館時間のみ[09:00〜12:30,13:30〜17:00]。開館時間外に緊急を要する場合には大使館代表番号(+48 22 696 5000)へお掛けください(閉館時電話対応委嘱業者がまずは伺うことになります)。
☆メール:cons@wr.mofa.go.jp

 

 

これが、在ポーランド大使館からの通知です。

感染者20名に段階で、国境検疫を行いますが、ポーランド中欧の交通の十字路でもあり、隣接する国も多いので、国境検疫も大変かと思います。

ただ、現在,必要な措置を講じれば感染拡大の防止は可能であり高齢者を中心に全ての感染者等に必要な医療措置を講ずる

こんなふうに言い切ってくれれば、とても安心です。

今回のパンデミックはよくよく分析すれば、80歳以上の高齢者にとっては生死にかかわる非常事態です。

この高齢者の安全は第一に考えなくてはなりません。

ですから、介護施設、病院は万全の対策を。

 

日本の感染者を見ると、発症者は60代の方が多い様に見受けられます。

行動範囲もまだまだ広く、好奇心があるなら「ライブハウス」に出入りする年代です。

この年代が、ウイルス感染により「発症し」「感染源になる」ケースが多いようです。

 

若い人は感染しても「発症」に至らないケースが多いようです。

発症しなければ、感染力も弱いという話もありますし、インフルエンザと同じように注意をすれば乗り越えられるのではないでしょうか。

 

ポーランドと日本の対策を比較してみて、大学、その他の高校や初等学校への政府の指示も具体的で納得できるものです。

日本のパニックのような一斉休校、必要なのでしょうか?

あるいは、日本でも20名くらいの感染者数の時点で「一部休校」処置をしていれば

現状のような社会崩壊は起きていなかったかもしれません。

 

ちなみに北海道は3月11日現在で118名の感染者数となりました。海に囲まれている日本、その中で更に別の島、北海道。

2重に守られているはずなのですが。

 

 

 

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