イースター(Happy easter)
ポーランドから送られてきた「EASTER CARD」です。
˛平和な休日(Spokoizch świąt)
イースター(wielkanocnych)と書かれています。
イースターはカトリック信者の間では最も大切な祝日の一つです。
毎年春分のあとの最初の満月の次の日曜日(つまり毎年決まった日ではありません)
この日に十字架にかけられたイエス・キリストが3日目に復活したことを祈念してお祝いする日です。
カードには可愛いウサギとピサンキ(イースター・エッグ)が載っています。
でも、イースターやピサンギの歴史はキリスト教の伝来より古いようです。
もともと、イースターはキリスト教以前の時代から祭られておりヨーロッパの様々な文化の中で、春には卵を染め、自然が冬眠から目覚めるのを祝っていたものです。
確かに、夏と冬の日照時間の差の大きな北ヨーロッパでは春分の頃から日に日に日照時間が延び、冬が終わり春が訪れたのを実感できます。
卵は新しい命のシンボルであり、卵に太陽や植物のモチーフなど自然の豊穣を連想させる装飾が施し、みんなで春の訪れを祝う。
こんな祝祭が営まれるのも肌身で感じられます。
イースターにはバスケットの中にいろいろな食べ物を入れて教会にもっていき「お清め」を受けます。
私のアパートの向かいにあった教会にもたくさんの信者がこの日は手にレースの白い布を掛けたバスケットを持って、家族総出で教会に集まり姿が見られました。
バスケットの中は、白いレースがかけられているのでわかりませんでしたが、
Biancaさんから送られてきた写真をみると
色を付けた卵や耳をつけてウサギのようにした卵(ピサンキ)それに、パンやソーセージのような食材も入っているようです。
イースターの食卓にはビャワ・キウバサ(biała kiełbasa)--白いソーセージがつきもののようです。
白ソーセージは茹でて食べるのが一般的で普段からも良く食べられています。
グリーンの屋根の建物は臨時の販売店舗でイースターの時に飾る藁で作った鶏やウサギの人形、様々な花束、ブーケなどの飾り物、もちろんイースターエッグも売られています。
また、ポーランドは蜂蜜が名産。様々な花からとった蜂蜜も手軽に手に入れることができます。
ライ麦パンも、パン屋さんではなく近郊の農家の人が売りに来ています。
長さ60cmくらいで1本ですが、1人では食べきれないので半分に切って売ってもらいました。
ずっしりと重くかなり酸味の強いパンです。