ボレスワビエツ ・ポーランド有数の陶器の街
ジェロナグラからボレスワビエツへ
ジェロナグラからボレスワビエツまでは、
①鉄道でヴロツワフまで行き乗り換える方法と
②直通バスでボレスワビエツ、
この二つの方法があります。
今回はバスで行く方法を選びました。
理由は安い、早い、しかも乗り換えがないから楽だからです。
駅から100mほどのところにあるバスターミナルからPKS Zierona Goraの近郊バスは出ています。
まずは、ターミナルの窓口に行き切符を買うことにしました。
窓口でボレスワビエツと行き先を告げると、コンピューターで調べて発車時間と発車ゲートの番号を書いてくれました。
でも、こちらは切符を買いたいのです。話がまったく通じません。なんで切符を売ってってくれないの?
何かしきりに繰り返しています。
仕方がないので、窓口の隙間からポケトークを差し込みここに話してほしいといっても今度は嫌がってポーランド語を吹き込んでくれません。
仕方がないので彼女の言った言葉をオウム返しに自分で翻訳機に吹き込んだところ
「わかりません」とのこと。
バスターミナルの窓口で切符の値段もわからないし、買えないの?
この回答は想定外でした。
ひとまず、並んでバスを待っていたらようやく納得しました。
PKS Zierona Goraのバスはグリーンなのですが、到着したバスは色が白っぽい。
別の会社のバスです。
乗り込むときに行き先を告げ、切符を買い、ようやく出発です。
でも、出発時刻がすでに1時間半ほど遅れています。
バスは街を出ると少し高速にのり、すぐに一般道を走ります。
ノバ・スルのような鉄道駅や途中の小さな町の中心部に立ち寄り、2時間ほどでボレスワビエツのターミナルへ到着しました。
時間はすでに、午後4時半。
ひとまず、休憩も兼ね近くのピザ店に。
相変わらずの大きなピザですが皮が薄いのでちょうどよい量です。
コーラ込みで700円くらい。
ボレスワビエツの旧市街
ボレスワビエツは、城壁に囲まれた城塞都市のようです。看板にはBOLESIAWIEC Castleは13世紀の後半に造られたと書かれています。
人口は4万人ほどですが、旧市庁舎広場は14万人の人口を有するジェロナグラの20倍くらいあります。開放感が全く違います。
ポズナンより広そうです。真ん中に市庁舎、広場の向こうには教会があります。
ボレスワビエツの陶器
一番日本でポピュラーなのは受講生からもらったブルーのまるいスタンプ柄です。
でも、実際には様々な模様の陶器が数多く作られています。
ここは陶土にカオリンという高温に耐えうる成分が多く含まれているので、オーブンや電子レンジで使用できるため現代的でスタイリッシュな柄が本来の主流のようです。
でも、市庁舎広場には陶器店は1軒しか見当たりません。
観光案内所で聞いたところ、周辺部に工場や販売所があるとのこと。
その、観光案内所の奥にはさまざまな陶器が陳列されています。
自分で絵付けすることもできる体験工房もあるといっていました。
観光案内所のパンフレットにはナポレオンに関係したものもありました。
街の城壁のそばには、ナポレオンがこの街まで進撃してきてプロイセンから解放してくれたことを記念する塔もあります。
ポーランド人はフランス人のナポレオンをプロシアやロシアから解放してくれた恩人と考えているようです。
ナポレオンの駐屯を記念する塔です。
文字がキリル文字なので読めませんが、確かライオンはナポレオンの象徴だったように思います。
城壁です。旧市街に沿ってかなりの部分が保存されています。
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