ポーランドのごみ処理
アパートの駐車場のわきに大きなごみ箱が置いてあります。
形も色も違うものが5種類。
これで、ごみを選別して捨てるようです。
まず、下のグリーンの巨大なBOXは生ごみを捨てる為のBOXです。
がっちりした金属の巨大な箱です。
下のプラスティック製の箱は、ガラスを捨てるもの。ビール瓶は勿論ガラス製ですし、ジャム、マヨネーズの瓶もガラス製。けっこう捨てるものはあります。
このなかに、一本一本投げ入れて捨てます。日本のようにポリ袋に入れて捨てるのではありません。
BOXのわきの「SZKLO BEZBARWNE」は透明なガラスと書いてありますが結構茶色やグリーンの瓶が入っていますから気にしません。
下の2つ。
手前の黄色い箱は「紙ごみ」
奥の白いBOXはプラスティックです。
問題は下のグリーンのBOXです。
PREKO-ZGと書いてあるのですが、GOOGLE翻訳で調べてもピンときません。
PREKO-ZGは他のBOXにも書かれています。
多分ZGはZIELONA.GORAの略でしょう。ごみの回収公社の意味かもしれません。
中を見ても、結構雑多なものが入っていて、なんだかよくわかりません。
その割にこのBOXは街中でも良く見かけます。
ある日旧市街を散歩していたら、浮浪者のような人が、このBOX を開けて何かを取り出しています。
足元を見るとビールの空き缶を足で踏みつぶして薄くし、ポリ袋に入れているのがわかりました。
それで、納得。これはその他の資源ごみのBOXでした。
もしかしたら違反行為かもしれません。日本でも、古紙などの資源ごみを不法に回収する人が問題になりました。
でも、ここでは全く悪質な雰囲気はありません。
浮浪者の日常の一環としての作業?そんなのんびり感があります。
街でも浮浪者の姿をよく見かけます。
物乞いをする人も、日本より多いようです。
でも、なぜか悲壮感が感じられません。
わたしが日本人だからでしょうか?
ところで、この巨大なBOXからどのようにごみを取り出し回収するのでしょうか。
日本だったらポリ袋を人力でごみ収集車に積み込むのですが。
ある日駐車場で音がするので見てみると、なんと、生ごみの巨大なBOXをそのまま箱ごとクレーンで釣り上げ運んでいきます。
そのまま、ごみの集積場に持ち込み空っぽにしてから持ち帰るようです。
こんな発想も面白いものです。
これは、一旦回収して持ち去った生ごみのBOXを戻したトラックが帰るところです。
こんな大きなレッカー付きトラックに積み込んで運んでいるのです。