般若心経 漢字好きの受講生にお土産です
般若心経
2月に一時帰国した時に、般若心経の練習帳(100均で)を受講生のお土産に買ってきました。漢字がとても好きなコンピュータ工学の教授です。とてもマニアックで「漢字を読むこと」に特化して日本語を勉強しています。
この本を手渡したとき、まずの質問。「これは何ですか」「Sutraです」「??」初めて見る日本のお経、むつかしい漢字がたくさんあって戸惑っているだけでした。
でも、自宅でネットで調べて、般若心経が日本の文化を知るうえで素晴らしいものだということが解ったのでしょう、次の授業の時、大感激していました。
でも、あまり掘り下げて質問されると困ります。
そこで、Amazon の Kindle で遅ればせながら高神覚昇の「般若心経講義」を読みました。この本を手にするのは大学以来45年ぶりです。
改めて読むと素晴らしい。心に響くものを感じました。良い本に出合うと幸せになりますね。
「あげる」「くれる」「もらう」を勉強しているとき突然の質問です。「なぜ先生は漢字を使わないのですか」「もらう」は「貰う」ではありませんか。
アプリで漢字を見せてくれます。みると貰うの字のわきに✖が付いています。「この字常用漢字ではないのでは?」というと、「村上春樹は貰うと書いています」
読書量も相当なものです。
辞書は日独辞典あるいは日本語がローマ字で表記されている日ポーランド辞典を使っているようです。
ただ、この漢字アプリ、よく読むと中国語の漢字が混じっています。もしかしたら中国で開発したものかもしれません。
ゼロの使い魔
彼女から「ゼロの使い魔」というヤマグチノボルのライトノベルを紹介されました。ライトノベルの世界では相当有名な作品らしいのですが、まったく知りませんでした。
この作家、41歳で新潟で亡くなっているんですね。
活動期間をみるとちょうど私が新潟にいたころ活躍していたようです。
英語版は全巻アップされています。全部で22巻もあります。
日本語版は途中の19巻まで。
テレビを見ない生活なので、時間は十分あります。あっという間に日本語で19巻まで読み進みました。
でも、ラストの3巻、英語版はちょっと面倒。日本に帰ってからの楽しみにしようと思います。
中国もそうですが、日本文学の海賊版、ネットで相当読むことができます。
彼女に紹介されたサイトには古典から現代小説まで様々なジャンルの小説が日本語版、英語版、ドイツ語版とアップされています。さすがにポーランド語版は少ないようでしたが、こんなのを駆使して日本語を勉強しているのには感心しました。