ジェロナグラ大学の名物博士 宇宙生物学の権威
このジェロナグラに大学に素晴らしい博士がいらっしゃいます。
どうして知っているのか。じつは、彼は日本語講座の受講生なのです。
最初お会いした時、「私は日本の文化にとても関心があります」「私の先生は山形の大学から、今は、盛岡の岩手大学にいます」と話していました。
そして、「YAIDO」が好きです??? YAIDOって何ですか???
柔道、剣道、茶道、華道、空手道、合気道、一番近いのは合気道。合気道ですかと聞いたら違います、との答え。
やっと、わかりました。「居合道」
ポーランド語は「子音」「子音」「子音」の連続がいっぱい出てきます。博士のお名前も「Grzegorz] 正直なところ、いまでもはっきり発音できません。
ドイツ風にいったら「グレゴリウス」
逆に、ポーランド人は「母音」「母音」「母音」が一般的な発音ではないようです。
そのうえ、「I」を「Y」と書くようなので「IAIDO」が「YAIDO」=ヤイドーになるようです。
その博士が学会があるということで、なんと北海道のニセコに行くことになりました。
はじめての日本、それも偶然にもわたしの住んでいる北海道。
授業が終わってから、北海道の情報レクチャー。代わりに、博士の学術的考察を直々に教えていただきました。
「金星の雲のなかに生物がいる」
ホワイトボードに書いて論拠をかいつまんで教えていただきました。素晴らしい発想です。
ニセコの学会もニセコヒルトンホテルで。昔のニセコプリンスです。私にとっても懐かしい場所です。
世界中から金星の研修者が1000人くらい集まるそうです。日本の学者は東大中心。ベルリン、ハーバード、ケンブリッジ、パリ。
そんな中でポーランドからはただ一人彼が代表して。
札幌も時間が少しあるので見学したいと言われましたが、初めての札幌、どこを紹介していいかわかりません。とりあえず、時計台と大通りのテレビ塔?
結局、家内に連絡して待ち合わせして、案内してもらうことにしました。
まずは、回転ずし。お箸は使えないので、手でOK。
次に北海道神宮へ。外国人にもとても人気の場所です。そこで、たまたま結婚式がありました。着物姿に写真を激写!。
次は大倉山ジャンプ場で札幌を一望。ポーランド人は山は南方のチェコとの国境にしかないのですが、ジャンプが盛んなようです。受講生からも「日本の小林、凄いですね。おめでとうございます」といわれ??。ジャンプは葛西、舟木の時代なので。
古い話ですが、札幌オリンピックのときポーランドの有名なジャンパーがいたとか。
大学の人文部長も札幌オリンピックを知っていると言っていました。長野ではないようです。
それから、大通り公園。時間ぎりぎりまでいて、札幌駅から新千歳まで引き返し、ニセコに向かったそうです。
日本で感激したこと
①北海道神宮でみた白無垢の花嫁と羽織袴の新郎、親族の留袖。
教室で写真を見せ「これは何ですか」「白無垢」です。「足袋」です。・・・熱心にノートに書いていました。
②ホテルでたべた蟹・・・ポーランドには北方しか海がなくたぶん「毛ガニ」でしょう。とても大きく、おいしかったと興奮していました。
③おさしみ・・・北海道の海の幸。ポーランドは燻製か塩づけが多いようです。
④日本海と太平洋がとても近いこと・・・ニセコから苫小牧までわずか。島国を実感 したようです。
⓹羊蹄山・・・ニセコアンヌプリにリフトで登り、3時間かけて歩いて山を下りながら撮った写真を一杯持ってきました。
⑥田んぼ・・・ライスフィールド、とても美しい。私は、ポーランドの大平原がとても美しいんですけど。
⑦自動販売機・・・・・…道路にあってカラフルとても綺麗。たくさん並んでいる。
⑧東京の漫画専門店・・・・・壁じゅう全部ぎっしり漫画
たくさん、たくさんありました。
また、日本に行き今度は「京都」「神戸」「大阪」「奈良」西日本に是非とも行きたいとおっしゃっていました。
日本の熱烈なファンがまたひとり増えたようです。